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目のケアについてよくある質問

糖尿病網膜症 - 専門医がお答えします

医療法人新成会 石田眼科クリニック 院長

石田 一成

当院は白内障、緑内障、網膜硝子体、眼形成(まぶた・涙道)、屈折矯正(オルソケラトロジー)、小児眼科(斜視・弱視・近視進行抑制)など、各分野の専門医と視能訓練士が連携し、幅広い眼科疾患に対応する眼科専門クリニックです。

糖尿病になりすぐに眼科で検診をうけてくださいといわれました。目と関連性はありますか?(50歳男性)

糖尿病には様々な合併症がありますが、「網膜症」「腎症」「神経症」は3大合併症とされています。
「糖尿病網膜症」という眼の疾患は、常に日本の失明原因の上位に位置している疾患で、注意が必要です。

1.糖尿病網膜症とは
糖尿病網膜症とは、眼の中の網膜という部分が障害される病気です。網膜とは、光を感じ取る部位で、カメラでいうとフィルムにあたります。糖尿病になると、全身の血管が障害されますが、当然、網膜の血管も障害を受けます。障害を受けた血管は詰まったり、動脈瘤を形成することで、出血したり、水漏れを起こしたりします。このような血管の障害によって網膜は水浸しになり、網膜の細胞は酸欠、栄養失調になります。酸素や栄養が不足した細胞が眼内に物質を出し、新生血管という血管が作り、酸素や栄養を補おうとします。ただ、新生血管は通常の血管ではないので、簡単に出血してしまったり、網膜以外の部位にも発生して緑内障を発症したり、かさぶたのような膜〔増殖膜〕が形成され、網膜剥離を引き起こすなどして失明に至ってしまう可能性もあります。

2.糖尿病網膜症の治療
糖尿病網膜症の治療は、初期であれば内科的な血糖のコントロールなどを行います。
進行している場合は、レーザーによる網膜光凝固術や、硝子体注射(眼球の中に細い針
で注射する)、硝子体手術などを行います。

3.症状がないのになぜ眼科検診が必要なのか?
前述したように、糖尿病網膜症は治療法のある疾患であるにも関わらず、常に日本の失明原因の上位に入ってしまっています。
その理由は、糖尿病網膜症の初期には自覚症状が無いからです。初期から適切な治療を受ければ視機能の低下を防ぐことができ、失明することはほとんどないのですが、症状が出てから治療を開始しては手遅れになることがあるのです。そのため、糖尿病と診断されたら、眼の症状が無くとも定期的な眼科検診を受けて頂き、早期発見、早期治療を行うことが重要です。

4.糖尿病性白内障
糖尿病は網膜症や緑内障だけでなく、白内障のリスクも高めます。白内障とは、眼の中の水晶体という、カメラでいうとレンズに当たる部位が濁ることで、視機能が低下する病気です。白内障は様々な原因で生じますが、その中でも糖尿病に併発した白内障を糖尿病性白内障といいます。糖尿病性白内障は、血糖値が高い状態が続くことで、水晶体に糖の老廃物が蓄積し発症すると考えられています。
糖尿病性白内障は、加齢による白内障よりも進行が早く、20~30代などの若年でも罹患することがあります。また、早期から見にくさや眩しさを強く感じることがあるといった特徴があります。

5.まとめ
糖尿病と診断された場合、眼科での検診は非常に重要です。糖尿病網膜症は失明する可能性のある疾患ですが、適切に早期発見と治療を行うことで視機能を守ることが可能な疾患です。糖尿病と診断された場合は、眼の症状がなくても定期的に眼科を受診して下さい。


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